こだわり写真1
減農薬栽培田 長とろこだわり写真2
阿波の名所 尾所の桜(おそのさくら)

昭和39年津山市阿波(当時は苫田郡阿波村)で、小椋家の長男として生を受けた私は、物心ついた頃には山や田んぼの手伝いを家族の一員として、当たり前のようにさせられていました。
父や祖父が植林をしている山へ、母に杉や桧の苗木を大きなどんごろすの袋に入れてもらって、それを背負ってよく山に行ったものでした。

大きくなり小椋家の跡継ぎとして阿波に帰って来ることを条件に、大学4年間を埼玉県熊谷市で過ごし、その間勉強もせずサーフィン(波乗り)に熱中していました。
思えばこの頃に、自然の営みの素晴らしさや大切さ、牙をむいたときの圧倒的な力を、波の中に感じていたのでは無いかと思います。
大学を卒業し就職もせず帰ってきて、鳥取市での波乗り三昧のフリーター生活を経験し、昭和63年の冬に阿波の地に帰ってきました。

年が明けて1月から、大学の専攻過程とは全く違う、木材や新建材を扱う土居建材店という会社に就職し、その年の春に結婚して、2男2女4人の父親となりました。
初めての娘が生まれる少し前に、家内を放っといて鳥取の海に1人浮かびながら、「ほんまにわしが親になってもええんじゃろーか?」と考えた事を今でも思い出します。

土居建材店には11年間お世話になり、その間に営業や工務といった様々な仕事を経験させて頂き、2級建築士・宅地建物取引主任者・浄化槽設備士の資格を取ることが出来、現在の仕事の基礎が固まりました。

阿波の名所 布滝(のんだき)
阿波の名所 布滝(のんだき)

平成10年12月末日で、土居建材店を退職させて頂き、翌11年1月から屋号を小椋創建とし建築業を
始めさせて頂きました。
平成12年2月17日、家内の誕生日に合わせて有限会社小椋創建を設立し、今日に至っています。
創業当時は、地域の皆さん方や土居建材時代から付き合いのある皆さんのお世話になりながら、
建材屋出身とのこともあり、合板フロアや新建材の壁や天井の材料を使用した物件を色々と手掛けてきました。

そんな仕事を手掛けながら、何か自分の中に違和感を感じていましたが、その当時は、それが何なのか分かりませんでした。
そんな日々を過ごしている中、取引先の会社の社長さんに誘われて、平成17年6月に「岡山みまさかの木で家を造る会」に入会させて頂き、活動をする中で徐々に答えが見つかってきました。
構造材に外国産材を使い合板フロアや新建材を使って建てる家では、津山地域の中で流通するお金の率が下がってきます。
また、ホルムアルデヒド等シックハウスに対する心配も出てきますし、輸入によるマイレージが高く地球に与える環境負荷が高くなります。
その点、美作産の杉や桧や松を構造材や床材・内装材に使用すれば、健康にも優しい環境負荷の少ない家創りが出来ると共に、何より地域の中でのお金の循環が生まれます。
地域でお金の循環が生まれれば経済も活性化しますし、何より山に手が入ることによって山が本来担ってきた水源かん養やCO2削減といった国土の保全機能が正常に戻ってきます。

雪景色(事務所から北を望む)
雪景色(事務所から北を望む)

私たちのような林家(親父が約200町歩の山林を保有する林家です)としても、父や祖父の代に植林し営々と手入れをしてきた山の木が住宅の構造材や内装材となり、新たな命を吹き込まれることはこの上ない喜びです。
社会の中で、人として生活していくために必要な衣食住の「住」の部分を担っている私たち建築業者が、今本当に考え無くてはならないのは、未来を担う子どもたちの世代に何を残せるのか?
また何を残さなくてはならないのか?ということではないかと思います。
それは、生きていくために必要な体に優しく安全な衣服、農薬などに汚染されていない安全な食べ物、住む人の健康を損なうことのない安全な住宅といった当たり前の事が当たり前の社会や地球環境に他ならない思います。
その豊かなの未来のために、(有)小椋創建の家創りは、地元美作の木材をふんだんに使用し、昔ながらの工法、美作の気候風土に合った土や草などの材料を使い、環境に優しい家を職人たちの手によって創ります。
今はやりのしゃれたデザインや、無機質なクロスやタイルばかりの真っ白な部屋は得意ではありません。
また全ての現場を、私が下見・見積もりから施工管理まで手掛けますので、現場の数もそう多くはこなせません。
「お客様の要望に耳を傾け、その思いをカタチに出来るよう限られた予算の中で、最大限人や自然に優しい材料を使用して、お客様の夢に答えていきたい」
それが私の家創りに対するこだわりです。

有機無農薬栽培田の収穫作業
有機無農薬栽培田の収穫作業

趣味のお米づくりにもこだわっています。
元々は子どもたちに、農薬まみれのお米を食べさせたくないと言うことで米づくりから始めました。
平成17年から、コシヒカリの有機無農薬栽培と減農薬栽培にチャレンジしています。
有機無農薬栽培、3.5反、減農薬栽培4.8反に取り組んでいます。
安心でおいしいお米を注文して下さるお客様も徐々に増えて来ています。
初めた当初は近所から変人扱いでしたが、近頃ちょっと見る目が変わってきたかも?
これもエコや自然派志向といった時代の流れでしょうか?